映画「世界が食べられなくなる日」の上映会に行ってきました。
世界が食べられなくなる日 公式サイト
https://www.uplink.co.jp/sekatabe/
※不二羽島文化センターで上映
過去に、モンサントに関する映画を
2本ほど見たことがあります。
今回の映画は、東北震災に関する
福島原発事故についても
取り上げられていました。
わたしたちにとっては、
本当に身近で起こっている出来事です。
日本人として真剣に向き合っていかなければ
ならないことを教えられているなと感じます。
映画の内容以下引用です。
世界で初めて、遺伝子組み換え作物を与えたラットの長期実験にカメラが密着
2009年、フランスである動物実験が極秘に開始された。
それはラットのエサに遺伝子組み換えトウモロコシ、
農薬(ラウンドアップ)を、
いくつかの組み合わせで混ぜて与えた長期実験だった。
実験期間は2年、ラットの寿命に相当する期間である。現在、市場に流通している
遺伝子組み換え食品の安全基準は、
ラットに遺伝子組み換え作物を
3ヵ月間与え続けても問題がないという
実験結果をもとにしている。
人間の寿命を80歳とすれば、
ラットの3ヵ月は人間の10歳に相当する。分子生物学者、ジル=エリック・セラリーニ教授が行った
この世界で初めての実験は、
2012年9月に専門誌に発表され、
フランスをはじめとしてヨーロッパ諸国、
そして世界中に大きな波紋を投げかけた。20世紀に生まれた二つのテクノロジー、
“遺伝子組み換え”と“原子力”本作で、遺伝子組み換え作物の影響と
同時に描かれるのが“原発がある風景”。
世界第2位の原発保有数58基が稼働中で
常にリスクと隣り合わせのフランスと、
福島第一原発事故以降の日本。
その地に住む農家がどのような影響を受けたのか。“遺伝子組み換え”と“原子力”、
いのちの根幹を脅かす二つのテクノロジーの
三つの共通点、それは後戻りができないこと、
すでに世界中に拡散していること、
そして体内に蓄積されやすいこと。セラリーニ教授は映画の冒頭で警告する
「20世紀に世界を激変させたテクノロジーが二つあります。
核エネルギーと遺伝子組み換え技術です。
これらは密接に関係しています。
米国エネルギー省は原爆につぎ込んだ金と技術者を使って、
ヒトゲノムの解析を始めました。
そこから遺伝子組み換え技術が誕生しました」。安全な世界を未来の世代に残すために出来ること。示される新たな一つの可能性“アグロエコロジー”
アグロエコロジーとは、自然と未来の世代を尊重し
行われる持続可能な農業システムである。
本作には、アグロエコロジーを実践している
セネガルの農業学校が登場する。
村の若者に教える先生はこう語る。
「人間は毎日何かを食べる必要がある。
その食べ物は農民が作る。
タネを大切に育てなさい。
そして、自分たちでタネを毎年収穫して
GM作物の侵入を阻止するんだ。
植物や動物は未来のための大切な資本だ。
それを忘れるな」。“タネ”は命の源で、可能性そのもの。
“タネ”を受け継ぎ、汚染のない世界を
子どもたちに残すために
私たちが必要としているものは、
新しい技術か、それとも古来から受け継がれる知識なのか。ジュース、ビスケット、冷凍食品、肉…、
地球上の子供たちが、知らないうちに
遺伝子組み換え食品を口にしています。
スーパーに並ぶ加工食品の80%に、
遺伝子組み換え作物が混在しているのです。
私たちはどんな未来を選ぶか考えなくてはいけません。(本編より)
わたしたちは、いつもどんなときも
あらゆることを「選択」しています。
その選択基準のひとつとして、
世界で起きていることを俯瞰してみる。
だったら何を選ぶか?どんな世界に生きたいか?
ということを考えていく必要があります。
幸い、わたしたち日本人のほとんどの人たちが、
食べることに困るほどの貧困の中にいる、
ということがありません。
恵まれた日々の生活に中だと
忘れていってしまうこと、
気づきもしないこと、
だからこそ、今何をするか、
何を見るのか、何を買うのか、
何を言うのか、何をメッセージするのか、
という全てを見直すべきときなんだと感じました。
さまざまなメッセージが
こめられた映画でした。
映画の上映に感謝します。
ありがとう!
写真はいくつかいただいた資料です。
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